安心感に潜む落とし穴




多くの方が子供の頃に
ドラえもんを見たことと思います

先日、子どもが観ていた時に
のび太くんのある言葉にショックを受けた

「しずかちゃんは、僕のお嫁さんなのに」

このセリフは時々出てくるので
今までは気にとめることはなかったが
今回は違った。

しずかちゃんが
のび太君の家の前で
ご近所だったお兄さんと
4年振りに偶然出会い
約束していたパンケーキ作りが
目前でキャンセルになったのだ。

大泣きするのはいい

ただ、彼女の気持ちは変えられないし
彼女から見れば、単なる友人の1人に過ぎない

好きな人をコントロールする事は
できないのだから、翌日にでも学校で
次の約束を取り付ければいい

ドラえもんに出してもらった
道具を持って彼女の家に乗り込んでいく

ここまでくると狂気さえ感じる

好きな子の4年振りの語らいを
邪魔しなくてもいいのではないかと

好きな子に対する接し方が
50年近く変わっていない

約50年の間に
多くの子ども達に親しまれ
幼い頃に何度か見る内に
気づかないうちに
頭の片隅に刷り込まれ
大きくなった時に
好きな人に対しての
接し方に影響が出ているとしたら
そら恐ろしく感じたのだ。

健全な子ども向け番組として知られ
安心していたからこそ
一段と危機感を感じてしまった

他にも安心感がある物にも
気をつけるように見るきっかけになった。

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