意識の相乗効果



先日、浅田真央展を見る機会がありました。
ジュニアの頃からオリンピックや引退シーズン
そしてアイスショーの衣装が展示されており
手を伸ばせば届くくらいの近さで
後ろには鏡もあり、殆どの角度で
見ることが出来ました。
主な素材もビーズとスパンコールから
ラインストーンへと変化していき
細かい手仕事がほどこされていました。

特に印象に残ったのは蝶々夫人の物でした。
シンプルなイメージだったのですが
蝶の羽の上の縁の暗い部分に2mmもないほどの
ラインストーンが細やかに付けてありました。
これには驚きました。
一回り大きいストーンや糸を使っても
遠目にはそこまで変わらないと思ったからです。

プロが高度なカメラを使い
望遠で撮った写真や映像でも解らない
審判や観客にもハッキリと見えない
至近距離でかつ、止まっている状態で
なければ気がつかない世界。

見過ごしがちな片隅の部分にも
意識を向けてこだわり
他にも想像を絶するほどの
多くの点を意識していく
その点と点が結びつき、線や面となり
意識の相乗効果が凄みやオーラを生み出す。

そのような事を感じさせられました。

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