理解するためのきっかけ
西洋文明は直線の文明で、東洋文明は円の文明と
書いてある文章を読んだ時に、ある舞台を思い出した。
歌舞伎役者の坂東玉三郎と
バレエダンサーのバリシニコフの競演である。
お互いの古典的な内容などソロの演目が幾つか
行われた後の、最後のデュエットであった。
2人のカンタータ
コンテンポラリーの演目で
二人とも白のシャツとパンタロンを装い
一人ずつ踊る部分や、一緒に踊る所もあった。
バリシニコフは直線的な動きで
空気を切るように踊り
玉三郎は円を描く動きで
空気を包み込むように舞う。
その場面が思い浮かんだ。
それぞれの世界観を醸し出しながら
最後は調和した動きで舞台を終えた。
今まで感じたことのない独特の雰囲気が
新鮮であり強く印象に残っていた。
一見、分かりにくい言葉だとしても
実感した事と結びつけることができれば
理解しやすくなる。
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