タイミングを逃さない



寒い時が続いた折りの
束の間に出た太陽

椅子の向きを変えて
ゆったりとした音楽に身を委ねながら
窓から日光で縁取られた雲を眺めていた。

ふと、日光浴をしているような
錯覚に陥った
かなり久し振りの感覚
慌ただしい日常ですっかり
忘れてしまっていた。

誰にも邪魔されることなく
美しい風景を見ながらゆったりと寛ぐ
そんな雰囲気に飢えていたのだ。

晴れた日に思い切って
ガラス張りのカフェに出向いた。

紅葉の時期に通ったときに
素敵なカップと窓から見える紅葉が
印象に残っていた。

雪が積もる前に一度行ってみたかった。

葉はほぼ落ちてしまったが
日が射した時には芝生と木々が
晩秋の景色が見える。

一瞬を見逃さないこと

今度は紅葉の雰囲気に浸りながら
寛ぎたいと思う。

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